KOMINKA
The Beauty and Wisdom of Japanese Traditional Folk Houses
Kazuo Hasegawa
4,000 yen
カールベンクス古民家カフェ『澁い -SHIBUI-』での英語版書籍「KOMINKA」の販売を始めました。まつだいカールベンクスハウスや双鶴庵についても紹介されています。
今では、家も使い捨てという考えがあって20~30年で建てかえようとする。お金もかかり、ゴミもでます。「古い家のない町は、思い出の無い人間と同じ」という東山魁夷の言葉がありますが、素晴らしい文化・技術や材料がこのままなくなってしまうのは悲しい。新しいものを作る必要はあるにしても伝統的なものを残すことも大切です。私は文化財や博物館ではない一般的な古民家を大事にしたい。
古い建物は、子供のように面倒を見なければなりません。生き物を扱うようにその建物を愛し、可愛がらなければ建物は生まれ変わりません。家を再生することは哲学を持つ事です。私の仕事は古民家の再生です。ただの修理ではなく、宝石の原石を磨くような仕事なのです。一度失ったら二度と戻ってこない日本の文化・技術・芸術を後世に伝えられるのは「今が最後」だと思います。
古民家の再生を通しそれらを後世に残せるように、そして一人でも多くの方に関心を持ってもらえるようにこれからも頑張り続けたい。
カール・ベンクス(日本語原本より)“Old buildings must be taken care of like children,” he has said. “If you do not love and care for the building as you would treat a living thing, it will not be reborn. To revitalize a house is to have a philosophy. My work is the restoration of kominka. It is not just a repair job; it is like polishing a gemstone in the rough. I belive that now is the last time to pass on to future generations Japanese culture, technology, and art, which, once lost,” will never return.”


