竹所プロジェクト

Taketokoro Project

心を癒やす豊かな自然と古民家に魅せられた人々が集う古民家再生の里

ここで年をとりたい

ドイツに輸出するための古民家を探していたところ、「新潟にならあるかもしれない。来週お米を買いに行くから一緒に来ないか」と誘われました。その時に訪ねたのが竹所集落でした。大きな木々を背景に、小さなトラクターが田んぼを走り、田舎の雰囲気があふれていました。「ここで年を取りたい」と思った私は、すぐに茅葺き古民家付きの土地を購入しました。江戸時代に建てられた茅葺の廃屋です。見つけた時は倒れかけていました。中は荒れ放題でしたが、柱や梁をはじめ骨組みは充分使えるものでした。新潟は雪国なので、もともとの骨組みがとても頑丈にできています。2年かけて竹所で最初に再生した茅葺き屋根の自宅は「双鶴庵」と名付けました。それがメディアで紹介され、これまで全国に60軒の古民家をよみがえらせてきました。

竹所を「古民家再生の里」にしたくて、お試し移住施設であるシェアハウスを含む10軒の古民家を再生しました。現在(2023年)、11軒目「とちのきハウス」を再生中です。

移住者が増え続けて平均年齢が30歳若く

昔は38軒あったという竹所集落は、私が移り住んだ頃には9軒だけになっていました。私はここで9軒の建物を作り、子供連れで移り住む人がいたり、子どもが生まれたりして、かつては平均年齢が70歳くらいだったのが、今は40歳くらい。限界集落に次々と若い人々が移住したことで「奇跡の集落」と呼ばれるまでになりました。

竹所の人口・世帯数と古民家再生
小正月行事:賽の神
星峠の棚田

アクセス

英語版「カールさんとティーナさんの古民家村だより」