SEKI, TAKASHI
Noh Mask
能面 展示について
8月4日より、能面作家 関 孝さんの能面を古民家カフェ『澁い -SHIBUI-』内に展示しています。
※9月初旬に能面を入れ替え、10月16日まで展示する予定です。
2021年にドイツのベルリンにサムライ美術館からの依頼で、美術館の敷地内に能舞台と茶室を建てました。日本で材料を調達し、仮組し、コンテナでドイツへ運び、日本から大工2名と設計士と4人で1ヶ月間滞在し、完成させました。
数ある関さんの作品の中から、怨念など暗いイメージの面もありますが、比較的、明るい作品、縁起物、魔除けの面などを展示しております。師匠から受け継いだ何枚もの型紙を使い、1つの面を完成させるには、数か月から1年かかるそうです。伝統文化物である能面を、ぜひ観ていただきたいとの関さんの情熱に共感し、展示が実現いたしました。再生古民家の雰囲気の中でぜひゆっくりとお楽しみください。 カール・ベンクス
撮影は可能です。水や油にとても弱いため、お手をふれませんよう、お願いいたします。
関 孝 プロフィール
1953年 新潟県小千谷市塩殿生まれ
1972年 新潟県十日町市実業高校 染色化学科卒業
1990年 京都能面教室・堀田移山に面打ちを学ぶ
1992年 能面作家・第一人者に師事
1998年 福井県池田町・能面公募展入賞
2014年 新潟県小千谷市 市政施行60周年・薪能で能面使用